事業承継とローカルベンチマークの親和性
ローカルベンチマークを活用して、後継者の覚悟が出来ました!
事業承継とローカルベンチマークの親和性 ローカルベンチマークを活用して、後継者の覚悟が出来ました!
経営者70才、後継者38才、経営者の奥様からのご相談。「夫も70才となり、そろそろ、3男に引き継いでもらいたいのですが、中々覚悟が出来ない。何とかしてほしい!」このご家庭は3人の息子さんがいらっしゃって、長男、次男は、一般企業に勤めており、会社を継ぐ気はないとのこと。3男は高校卒業後、父親の会社に就職し、約20年間働いています。
ローカルベンチマークを活用し、事業の見える化と経営者と後継者の対話の促進を図りました。 事業承継とローカルベンチマークの親和性
ご支援する時、必ず、ローカルベンチマークを活用します。ローカルベンチマークとは、経済産業省で推奨している対話ツールです。(https://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/sangyokinyu/locaben/)今回は、ローカルベンチマークを活用した事例となります。最初の面談で現状をヒアリングしたところ、経営者と後継者は仕事を一緒にやっていますが、仕事のことでの対話はそれほど活発ではない様子でした。そこで、次回までに2人でローカルベンチマークを作成してください。と依頼しました。その目的は、この会社を一番よく知っているのは、現経営者です。そして、お二人で対話を重ねてもらうためです。
2回目の面談時に拝見しました。このようなことに慣れていないので、記載されている内容は、1行、2行でしたが、ここからが、専門家としての出番です。記載された内容について深堀をしていきました。そうしたところ、経営者は、色々なことを話してくれました。東北地方の高校卒業後、都内で就職をしました。そこでの仕事の厳しさ、技術力を磨く努力、お客様との関係性構築、などなど、後継者の息子さんの顔が、変わり始めてきました。今まで、こんな話など聞いたことがなかったようです。
面談の回を重ねるごとに、後継者の息子さんも積極的に参加するようになりました。
そして、御支援の最後の面談で、後継者の息子さんから、「先生、本当にありがとうございました。仕事に対する取組み、お客様を大事にする気持ち・態度など父親の偉大さが良くわかりました。できれば、父親の後を継ぎたいと思います!」と言ってくれました。隣にいた今回の相談者の母親も安堵した様子でした。
この会社は、9月決算で、12月には、後継者に代替わりしたご案内が届きました。
早速、連絡を取ったところ、息子さんから「あの時、作成した、ローカルベンチマークを大きく拡大コピーして、事務所に飾っています!」とのこと。
これからも頑張ってほしいですね。